叛逆者たちの狂宴・うら話
は〜い裏ジョジョ魂の張本人たる
諸悪の根源・Ｌ氏ーどでございます〜。
番外編のクセにうら話まで書こうとは……我ながら
往生際が悪いかなぁとは思いますが……
とにかく始めたいと思いマース。
『待てぇぇぇぇいッ！！』
ドグシャア！！
ぎゃああ！ いきなりダブルニードロップくらったぞッ！
これは『ともだち』の陰謀くァ！？ いわゆる『絶交』？
グロリア「さっきから何ワケ分かんない事ほざいてンのよッ！ 今回レギュラー張ったあたし達を忘れたなんて言わせないよッ！」
大友流「……まったく。無責任な作者を持つとこれだから……」
ヌウウ、誰かと思えば最近とーとつに
「10歳年下の妹（弟？）がいる」と評判のゲス魔女グロリアに、今回最大の被害をこうむった悲劇のヒーロー大友流くんではありませんか。
「そーなのよねえ……身に覚えもないのに近頃、会う人会う人あたしにそー聞いてくるのよ。
何でかなァ〜？」
「……お前、マジで気づいてないのか？」
「それよりもッ！ 何なんだよ今回のあたし達の扱いはッ！？
さんざっぱら戦わせといて、エピローグじゃあ報告書に名前だけ出してオシマイかよッ！」
「俺なんか『全治４ヶ月』でフォローも何もないし……
わざわざお前なんかのために俺の出演を許可してくれたしょうさんに申し訳ないと思わないのか？」
ハア〜
新井理恵の４コマ漫画じゃあ、登場人物は作者を
神のごとく敬い奉ってるのに……
なんで私の生み出したキャラってのはこーも反抗的なんだ？
「俺は違うからな。勝手に生みの親面するんじゃあない」
「とにかくッ！ かくなる上は途中で力尽きてエピローグ手ェ抜きまくった不甲斐ないＬ氏ーどに代わって、このあたしグロリアと、その忠実なるしもべ大友流ちゃんでうら話の進行を牛耳る事にしたんでェ〜よろピくね〜ヒャハハハッ！」
「誰がしもべだコラ」
叛逆者たちの狂宴・前篇
「事の始まりからして、この話はＬ氏ーどの『個人的欲求』から書き始めたモンだよな」
「そーよねェ〜『番外編』と称して、劇中じゃあバリバリ戦ってるし。
この話に出てきた原作キャラを使いたかったプレイヤー予備軍の皆さんに呪い殺されてしかるべきよねェ」
うう、ンな事言われたって……
私だってねェ、正式のマッチメークでやりたかったよそりゃ。
しっかしこの展開はあからさまにマニアックすぎるし……
少なくとも「トリッシュvsアヴドゥル」の
リンクしまくりな複合設定を難なく受容できるよーな
歴戦の猛者でないとプレイヤーなんか務まらないぞ！
他の誰かがやってくれないかなぁ〜とも思ったけど、逆位置シリーズ扱ったマッチメーカーって、この10ヶ月でしょうさんただ一人なんだもん。
「だからといって……RedRumさんみたく逆位置シリーズ使いたいってＭＭもきっと多いだろーし。
独り占めは感心できないね」
「いくつ使ったっけ……『法皇』『戦車』『力』『隠者』『悪魔』『塔』……６つも出てきたのね」
うるさいなあ。うち２つ（隠者と悪魔）はBattle29に出演済みだし……
第一このバトルで
「逆位置の悪魔の刺客だらけの状態だ」って書いてあるんだから、それなりに面子を揃えないとオカシイだろーが。
「フーン……ま、まず最初に明らかになった『逆位置の力』からいきましょっか。
出てきてスグ、パンチ一発で倒された雑魚キャラだけど」
「触れただけでスタンドパワーを吸い取るってか。実はけっこー強かったんじゃないか？ こいつ」
逆位置の力だけに、パワーを吸い取りそーなイメージがあったんでね。
ちなみに当初
「リッキー」という名前があったんだが、結局ボツにした。
「おいおい……安直すぎやしないか？」
叛逆者たちの狂宴・中篇
「ココで長年の謎であった『逆隠者』の能力がいよいよ初公開ね。
それにしてもハメ技タイプよねェ〜」
自分で無敵言うよーな輩だし……
あの承太郎に対してまでだぜ？
生半可な能力じゃあスタプラにのされて終わりだろーが。
個人的には気に入ってるんだけどなぁ。
戦う相手が戦闘経験豊富なヤツであればあるほど、コイツの能力はその本領を発揮するワケだし。
いわゆるパワーインフレーションに歯止めをかけるアンチテーゼなワケだよ。
「ジョジョ自体は別に、単純なパワーゲームにはなってないよなぁ」
「けっこー無駄な配慮だったりするんじゃない？」
うぐぅ。
「ここでとーとつに『逆位置の塔』の少女が出てくるよな。
こいつらも随分とトリッキーだよなあ。ミスタも指摘してる通り、元ネタはマトリックスかい？」
うむ。さして珍しい能力でもないけどね。
身体を入れ替える能力ってジョジョ魂じゃあけっこう多いし（ボディ・ツアーズ、ラヴ・レプリカ、フェイスレス等）
「本体エリスとスタンドの母体である『塔』ってのもややこしいわよねェ」
お前ら……司会進行と言いつつ私にイチャモンつけに来たのかよ？
「ヒャハハハッ今ごろ気づいたのォ〜？ 大体ツッコミどころ満載な話を書くアンタが悪いのよッ！
『セックス・マシンガンズ』たちが使ってるライフルの性能とか、アラを探せばキリないわよ？」
「で、まあ……俺とグロリアはなし崩し的にコンビを組むハメになるわけだな」
「何よォ流ちゃん……その不満そーなカオは？」
「だって実質戦ってたの俺ばっかじゃん」
「しょーがないでしょ。あたしのスタンド、戦いにはからっきしなんだし」
叛逆者たちの狂宴・後篇
「ポルナレフの復活……そしてブラフォードとの対決かぁ」
「一方では、スタープラチナvsキング・クリムゾンなんてとんでもない事やってるし」
「いずれ正規のジョジョ魂でも実現しそーなヤバイ組み合わせだよな〜」
フーンだ。そのへんはちゃんと配慮してあるもんね。
承太郎は時間停止能力抜きだし、キンクリ所有者もディアボロじゃあない。
原作のブラフォードは当然「逆戦車」のスタンド使いじゃあないしな。
「ところで、ブラフォードの髪の毛って『スタンド』なのか？
シルバーチャリオッツの剣を掴み取ろうとしてるけど……」
の、ノーコメント。
「その『逆位置の戦車』だけど……正統派タイプのスタンドだけに強いわねェ」
「ま、そーでもしないとポルナレフとの決闘が盛り上がらないしな」
後篇はホント、きつかったよ……決着のために戦いのアイデアを一人で考えないといけなかったし。しかも
５組も。
「最後のほうは駆け足だったなぁ。エリスの顛末も含めて。
しっかし、俺たちもけっこー災難だったよな」
「あらァ〜？ 最後にごほーびにキスしてあげたじゃない。何が不満なのよ？」
「だってお前……キスの前に『異物を吐き出し』てただろーが」
「あ……そうだったっけ」
「おかげで滅茶苦茶気持ち悪かったぞ！
アルプス伝説風に言うなら『ファーストキスはゲロの味がした』ってヤツだ！」
「な、何よォ〜ひどいじゃない……映画のラストはキスシーンって相場決まってンだし」
「世間じゃそーゆーのを何て言うか知ってるか？ 『逆セクハラ』ってんだぞ」
「フ〜ン、そこまで言う……じゃあこっちも聞くけど……アンタ、今歳いくつよ？」
「え、えと……それは……」
「21世紀になっても、まるで20代みたいな立ち居振舞いじゃあない？
あたしはキッチリ年食わされてンのよッ！ アンタだけズルイんじゃない！？」
「ね、年齢は不詳だ。こー見えても若作りって事さ。肉体的にも精神的にも」
「そぉぉんな曖昧この上ない言い訳で読者様やあたしが納得するとでも思ってンのォ〜？
今夜は白状するまで飲ませ続けてやるッ！」
「うわ、ちょっと待てこら！ 酔ってるだろ、お前……！」
仲間割れモード入ってるなあお前ら（ニヤニヤ）
叛逆者たちの狂宴・終章
「結局最後、尻切れトンボよねェ。『逆位置の悪魔』の正体もよく分かんなかったし」
「しかもＬ氏ーど……お前、途中まで逆位置の悪魔の男の容姿についてカン違いしてたんだよな」
ギクッ。
「しょうさんの小説じゃあ、青白い科学者の外見って描写があったのに……うっかりミスよねェ」
「で、苦肉の策としてブルックに『記憶操作能力』があるって設定にして、実際チューリヒにいたのは『影武者』……最初に名前だけ出ていた『枢機卿』ってヤツだったって事に落ち着いたワケだな。
ちゃんと読者は納得したのかなあ」
うむ……この頃に第６部で
神父の経歴がいきなり暴露されたから、密かに狙ってた
「ブルック＝ホワイトスネイク」っつー構図は
敢え無く崩壊したけどな。
ちなみに結局ボツにしたが、エピローグには次の文章を載せる予定があった。
「まず……なぜブラフォードは、作戦に随行できたのでしょうか？
彼がザンジバルに向かった時点で、グロリアはスタンドを解除していました。
『スティール・ユア・ハート』の能力がなければ、彼は彫刻に戻っていたはず……」
「それについては……このデータを見たまえ」
逆位置の悪魔の男がキーボードを叩く。すると……
「これは……数年前、行方をくらました『逆位置の死神』クリック・ウィルキンズさんのデータですね」
「……覚えていたかね」
「もちろん。気ままで自分勝手で、あなたの命令を無視して勝手に『研究』に勤しんでいるよーなヤツでしたからね……で、彼の話と今回の件が、どう結びつくんです？」
「わたしは同志に命じて、彼の消息を徹底的に調査させた……
結果、彼が最後に実験を行った『日本』で……興味深いデータを回収できたのだよ」
クリックのスタンド『逆死神』は、その暗示が示す通り再生の能力を持つ。
死せる魂を来世から呼び戻し、己が傀儡たる「帰り人」と成す事ができるのだ。
報告によれば、自我を保てないはずの「帰り人」の中に、強い意志を持ちクリックの支配に逆らった実験体がいたとの事である。
「へえーそりゃあスゴイ。いくら死人を蘇らせる事ができても、彼の能力じゃあゾンビ増やしてるのと変わりがありませんでしたからねえ。えらい進歩じゃあないですか」
「それだけではない……『実験』途中、クリックは死亡したらしいが、その後もその実験体は……ほんの僅かの時間ではあるが……活動できたというのだ」
「まさか……そんなはずは」
「フフ、たしかに驚くべき事実だが……わたしは大いに興味を惹かれたよ。
きみにグロリアを呼ばせたのも、あの彫刻家に『ブラフォード』の像を彫らせたのも……この現象を再現するための『実験』だった。その結果は……まあ、ご覧の通りというわけだ。フフ」
「ですが、一体なぜ……」
「……死者の魂が『自らの意思』で現世に留まるために、必要なものは何だと思うかね？」
「…………」
「……わたしは『絆』だと考える」
思わぬ単語が飛び出してきたので、ブルックは内心驚いた。
「絆、ですか……」
「クリックの件も、今回も……死者には『守るべきもの』が存在しており、その役目を果たすと同時に消失した、という点では共通している。
もっともこれは、わたしの憶測に過ぎないがね。しかし全くの偶然とは……言い切れまい？」
「はあ、なるほど……」
結局、
言い訳がましい上にちょっと長かったんで、削ってしまったが……
「ブラフォードについての説明だけだしねェ〜この文章だと」
「ま、今回の話は長くてややこしくてＬ氏ーどの悪ノリが過ぎまくってたけど……楽しんでもらえたかな？
正当な理由さえあれば批判的な御意見・御感想も受け付けているとの事だ」
「また会う日までアリーヴェデルチってワケねェ〜」
というわけで……「叛逆者たちの狂宴」もこれにてお開き。
私の作品を読んで下さったすべての皆様に、感謝の意を込めてこの場にて御礼を申し上げたいと思います。
ありがと〜ございましたッ！
またジョジョ魂でお会いしましょ〜
（←もう会ってるってばよ）
（うら話・おしまい）
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